九州未来アワード

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2019.03.12

企業・団体部門 Kens.co (佐賀県鳥栖市)が大賞受賞

■「売電益で途上国に電気を」
 革新的な取り組みで、九州経済の活性化に貢献している企業や団体を表彰する「九州未来アワード2019」(佐賀新聞社など九州7新聞社共催)の本大会が8日、福岡市で開かれ、1次審査を通過した4社と大学生の2チームがプレゼンテーションに臨んだ。審査の結果、国内での太陽光発電の売電益を利用し、発展途上国での電気の普及を目指す鳥栖市のKens.co(ケンズシーオー、川口信弘社長)が、企業・団体部門の大賞に輝いた。
 同社は太陽光発電装置を開発、販売する川口スチール工業(鳥栖市)のグループ会社。日本国内の工場や倉庫の屋根を借りて太陽光発電を行い、売電益で南アフリカなどに太陽光発電パネル設置を進めている。
 本大会で川口社長(53)は「電気があれば貧困国の教育レベルを向上させることができる。明かり一つで紛争を減らすこともできる。九州から革新的な取り組みを、全国、世界へ広げていきたい」と力強く発表した。
 審査員長で法政大教授の米倉誠一郎氏は「九州から世界に広がるという点を評価した」と講評。川口社長は「多くの人に知ってもらい、アフリカと日本企業の懸け橋にしていきたい」と喜びを語った。
 学生部門の大賞は、歩く姿で個人を識別する解析システムを開発した九州大起業部のGAiTE(ゲイト)に決まった。

結果は以下の通りです。

企業・団体部門

★大賞 Kens.co(佐賀県鳥栖市)
「GOOD ON ROOFSで世界を変えよう」
日本全国に数多くある未活用の産業用屋根に太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーを生成・販売した利益の一部で途上国に太陽光パネルの設置支援を行うプロジェクト「GOOD ON ROOFS」を行っている。


プロジェクトHP https://saga.gorf.jp/

★中小企業基盤整備機構九州賞 KIYORAきくち(熊本県菊池市)
「氷に新しい常識を 世界初の炭酸氷」
熊本の天然資源である地下水を活用し、世界初の炭酸氷を開発。これまで不可能とされていた 炭酸水をそのまま凍らせたシュワシュワ氷を九州から全国、世界へと広まり、「九州発・日本発の食文化」となることを目標としている。

KIYORAきくちHP 
https://www.kiyora-kikuchi.co.jp/

★働き方改革賞 薬けん(大分県大分市)
『薬剤師による働き方改革ー働く薬剤師をサポートする事業「ふぁーまっち」ー』
大分県は薬学部がないため、慢性的に薬剤師不足で現場はとても忙しい状況。そんな中で出産後に感じた「どんな職場でも、どんな職種でも、パートでも常勤でも、母親たちの働きにくさは変わらない」こんな状況を根本的に改革し、薬剤師の親たちが子育てしやすい環境にしたいとの思いから事業をスタートさせた。


薬けんHPhttps://yakuken.yakuken.work/


★伝統革新賞  白水舎乳業(宮崎県宮崎市)
「牛乳甘酒で宮崎を九州をニッポンを元気に」
自社開発した牛乳甘酒「百白糀」は運動後の疲労軽減効果が宮崎大学医学部の臨床試験で確認された。この「百白糀」は2010年に発生した口蹄疫で疲労した宮崎県内の酪農家を元気づけようと生乳と米糀で開発。特に未来を担う子供たちに飲んでもらうことで、健康寿命100年の社会を目指して、宮崎を、九州を、ニッポンを元気にしたい」

白水舎乳業HP
http://hakusuisha.jp/

学生・起業アイデア部門

大賞 九州大学 工学部・電気情報工学科 
    GAiTE  吉野弘毅 さん

次世代の生体認証を用いた認証システムと応用ソフトウェアの開発し、世界で初めて一般向けの様々な製品向けに実用化していく。歩容認証とは歩き方と容姿を用いた生体認証であり、カメラの前を3歩歩くだけで、AIが歩き方を解析し、個人認証ができる。現状でも認証率は99%を超えているものの、既存研究では、単純な背景下のみを対象としていた。しかし、九州大学は、複雑背景下においても人の領域を正確に抽出する技術により、実環境で動作する歩容認証システムの実現を可能とした。

★    
九州大学 工学部・電気情報工学科
     WPS 成重 椋太 さん

九州大学が保有するワイヤレス給電技術を用いたペースメーカーの開発・販売を行う。ペースメーカーには電池が内蔵されており、電池の寿命がくると機器そのものを交換するために数年に1度手術を行わなければならない。この課題を解決すべく、交換手術不要の永久ペースメーカー・ICD・CRTを開発・販売しようと考えている。この事業により、体内植込み型医療機器を利用する人の負担を大きく軽減することができる。